ガソリン車の燃費を向上するマツダi-ELOOP

マツダが減速エネルギー回生システム「i-ELOOP」を開発したとのリリースを出していました。

これは、車が減速する時に放出する運動エネルギーを電気に変換して再利用する技術で、ハイブリッド車などには既に使用されていますが、今回新たに開発されたのは一般のガソリン車に対応するものです。

このシステムの味噌は日本ケミコンが開発した高容量低抵抗の一時蓄電装置「電気二重層キャパシタ」です。これまで建設機械やフォークリフトなどには採用されていますが乗用車では世界初めてとなるらしいです。

ハイブリッド車などは発生した電気を化学反応によってバッテリーに蓄えますが、i-ELOOPは電子のままキャパシターに蓄えたあと、電圧変換をして直接エアコンやオーディオなどの電装品の電力として供給するようです。必要に応じてバッテリーにも供給されるとか。

これによって加速・減速が頻繁にある実用走行時の燃費が10%改善するという。一般的に燃費を向上させるには急ブレーキをかけないとか言われていますが、このシステムを搭載するとどのような走り方をした方が良くなるのでしょうか。

それと、高速道路ではあまり効果が無いわけで、トータルとして燃費改善の効果はどの程度実感できるのか少し疑問です。

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