関西電力が昨年の12月末から実施していた節電要請が23日で終了しました。この間、当初心配された大規模停電とかも無く乗りきれてよかったです。
同社はそれが終了したことで、今冬の需給状況についてという資料を公開していました。それによると期間内で電力使用率が90%以上となった日が5日あり、その内でもっとも厳しかった96%という日が1日ありました。
私たち利用者は前冬比10%以上の節電を要請されたわけですが、実績は約5%に留まったようです。
関電さんのお願いの仕方がもう少し工夫があっても良かったのではと思う。テレビなどでコマーシャルを流すのもいいですが、各家庭にLED電球を配るとか、ある一定以上の節電実績を上げると料金を割り引くとか。そうすればもう少し節電割合がアップしたのではと思います。
関電さんももちろん努力されたようで、原発が全停止したにもかかわらず供給力は当初の見積もりよりも増えています。利用者に見える形のいわゆる身を切る努力も必要だったと思います。
何れにしても一旦不測の事態があれば電力不足という不安定な綱渡り状態だった感じ。ですが、両者の努力で原発無しで冬を乗り越えられたのは事実です。原発を使わなくても安定して電力を供給できる新しいシステムを早く構築する必要があると思う。が、国の動きが遅すぎる。
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