先月末、東京電力の福島第一原発事故について調査してきた「福島原発事故独立検証委員会」がその報告書を発表しました。
当初は、限定非売品の予定だったようですが、読みたいとの要望が多くよせられたことから出版が決まったようです。アマゾンでも販売していました。
全13章の400ページに及ぶという報告書にはどのようなことが書いてあるのか興味があります。読んでもほとんど理解できないような気もしますが。
サイエンスポータルに報告書要旨としてまとめてありました。その中で印象的な項目として、第8章:安全規制のガバナンスに下記のようなことが書いてあるらしい。
原子力安全・保安院は「プロ集団」と言うにはほど遠く、人材の脆弱さが今回の原発事故の危機対応が遅れる直接の原因となった。電力会社とは、資源エネルギー庁時代からの「もたれあい」関係が続いていた。
このような技術レベルの低い保安院が、原発再稼動に向けてのストレステストは妥当だと言っても到底信用できないです。
保安院のレベルの低さに加えて実は東電の原発技術力もそれほど高くないのでは。もたれあいや独占、丸投げでは技術も向上しないと思う。
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