九州電力はトラブルで停止していた玄海原発4号機の運転を再開したらしい。徐々に出力を上げていき、4日中には通常運転に復帰する予定だとか。
今回止まったのは何かが壊れたとかではなくて、作業手順をミスったのが原因だと言っています。なので再起動に関しては、国に再発防止策などを示した報告書をあげて、許可が下りれば動かしてもいいらしくて、地元住民の同意とかは必要ないと言う。
九電のホームページで原因と対策の概要を公開していたので読んでみた。
私は設備のこと等詳しいことは知らないが、原発が運転している中で、ある弁の制御ケーブルのコネクタを引き抜いたらその弁が閉じたという信号が出てしまい、それを受けて他の弁が動作したことでその後につながる設備が異常状態になり原子炉が自動停止した、といった感じの流れのよう。
異常検知で自動停止しているのだからフェイルセーフはきちんと効いていることになると思う。
ただ、そのコネクタを抜いたら何所にどんな影響が出るか理解していなかったというのは情けない。運転中の設備をいじるのだからそのようなことは前もって考えるのは当然のことではと思うが、どうなんでしょうか。
九電から出てきた対策は、「基本的事項の徹底を、発電所長の方針として社内規定に明記」と、「作業前に他機器やプラントへの影響評価を必ず行うことを社内規定に明記」となっている。このような基本的と思える事を今まで書いていなかったとはあきれる。
それと、チェックシートを使用するとも書いているが、それを使ってチェックする人間の意識が低ければ何の役にも立たないのではと思う。チェックOK!と紙に書くぐらい誰でも出来るのだから。
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