関西電力は2012年夏の最大電力需要を3030万キロワットと想定しています。その想定方法を示した資料を公開していたので目を通してみた。
東日本大震災前の2010年は猛暑で、最大需要が3095万キロワットでした。昨年はぐっと下がって2784万キロワットです。この両者の差は気温の違いに加えて、節電効果や景気等の影響によると考えられるので、ここから節電で減った分を算出。
この夏、2010年並みの猛暑になった場合、2010年の実績からその節電分を差し引いた値が今年の需要想定値になるとしています。ただ、3095とか2784はある一日の値なので、実際の算出には上の図にあるような最大3日分の平均値を用いていました。
で、算出された昨年の節電影響分は190万キロワットでしたが、今年はそれが102万キロワットになるとの見通しです。そうだろうか。節電意識は高まっていると思うし、LED電球や液晶テレビなど省エネ家電も一年前と比べて普及して、人口も減少しているので電気の需要は減る方向にあると思う。
何れにしても、冬に続いて夏も電力は綱渡り状態です。国の動きが遅すぎる。
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