30日、関西電力大飯原発3、4号機を近々稼働させる方向に一気に傾きました。そのきっかけは関西広域連合が再稼動を認めたからだそうです。
関西連合は反対の方向かと思っていましたが、一日にして一転した感じです。
京都と滋賀が7項目の共同提言と言うのを出していて、それが満たされないとダメみたいなことを言っていたはずですが、それはどうなったのだろうか。
その7つの中には使用済み核燃料の最終処理体制の確立と工程を示すと言うのがあって、これは重要な項目と思うがクリアーになっていないはず。知事や市長も政治家なので経済団体などから圧力が掛かると意見が変わる。
東京電力原発の国会事故調査での証言等を見ていると、政府も東電もかなり混乱して、情報収集にも手間取ったようですが、そういった緊急時の対応手順とかも確認や訓練を実施していないのではないか。
30日付で広域連合が原発再稼働に関する声明を出しました。その最後の記述が下記。安全の判断は暫定的とするなら動かしてもいいですよと言っている。このような大事なことを仮処置で良いはずがない。
「原子力発電所の再起動にあたっての安全性に関する判断基準」は、原子力規制庁等の規制機関が発足していな中での暫定的な判断基準あることから、政府の安全判断についても暫定的なものである。従って、大飯原発の再稼働につは、政府の暫定的な安全判断であることを前提に、限定的なものとして適切な判断をされるよう強く求める。
スポンサード リンク