政府のエネルギー・環境会議が「エネルギー・環境に関する選択肢」を公開して、それに対するパブリックコメントを募集していました。
東京電力の事故を踏まえてこれからのエネルギーのあり方を見直していて、先ず3つの案を示してそれに対する国民の意見も参考にしてひとつにまとめていくそうです。
エネルギー・環境に関する選択肢(平成24年6月29日エネルギー・環境会議決定)
案とは原発依存度を基準に示していて、2030年の時点で原発をゼロにしますか、15パーセントにしますか、それとも20から25パーセントか、この三つから選んでくださいという。
この選択肢全てにおいて下記項目が大前提となるようで、そこに向かう時間的早さの違いです。
エネルギー・環境会議は、シナリオ提示に当たって、現状よりも
. 省エネルギーを進め、エネルギー消費量と電力消費量を減らし、
. 原発依存度を減らし、
. 化石燃料依存度を減らし、
. 再生可能エネルギーを最大限引き上げ、
. これにより非化石電源の比率を上げ、CO2 排出量を削減する
ことを大前提とし、2030年時点でのエネルギー・環境・・・
私はゼロを目指したい。
ですが、原発を何パーセントで自然エネルギーを何パーセントといった話よりも、電気の50ヘルツと60ヘルツの周波数の壁をなくし、10電力による地域独占を止め、発電と送電を分離するなど電力の需給システムを再構築する方が先決と思います。
業界の閉ざされた古い体質・体制を変えれば一気に改革は進みそうな気がする。
ただ、公開された20ページほどの資料を読んで思ったのは、最終的のどの案にするかは既に決まっていて、パブコメ募集は単なるセレモニーになりそう。
少なくともゼロ案の選択は先ずないと思う。この中から選ばれた案でさえも最終的には大幅に書き換えられそうな気がする。
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