仏アレバ 新型の原発を公開、とNHKが伝えていました。
東京電力福島第一原発の事故以来国内でその名が広く知られるようになったフランスのアレバ社がフィンランドで建設している出力160万キロワットという世界最大級の新型原子炉「ヨーロッパ加圧水型原子炉」の建設現場を公開したらしい。
運転開始は2014年だとか。
当然のことながらその安全性の高さをアピールのが目的の一つで、アレバの担当者は「福島第一原発のような深刻な事故が起きても放射性物質が外部に漏れ出すことはない」と断言したという。
その根拠として、航空機が墜落しても原子炉が守られる構造になっているとか、緊急冷却装置を4機独立して設けている事を上げていました。
ハード面の防御は完璧のようですがソフト面はどうなのでしょうか。福島原発は古い設備なので基幹部分の制御系はハード中心と思いますが、最新型ともなるとPLCによる全自動運転でしょうからサイバー攻撃の標的になりえる。
イランの原発に進入したコンピュータウイルスについてこちらで解説していましたが、このようなことが起こる可能性もあります。
ハード・ソフト共にいくら防御を固めても弱点は無くならないと思う。僅かな点を突かれて一旦事故を起こすと原発はそれを回復するのが大変だから厄介です。
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