関西電力が「関西電力原子力発電所の安全確保に向けた取組みについて」という大きな新聞広告を出していましたが、それをホームページでも公開していました。
これは人々の原発に対する不安解消、或いは低減が目的のように思います。東京電力福島第一原発の事故を踏まえてこれまで実施してきた安全対策と、大飯3号機ではストレステストによりその有効性が確認できたことを紹介しています。
東電の事故を受けて実施した対策として電源確保、水源確保、浸水対策の三つ示していました。
例えば全電源が失われた場合のバックアップは、これまでだとバッテリーだけで、それは5時間で無くなります。しかし今は電源車、非常用発電装置を配置しているので16日間はがんばれるようです。
単に停電しただけならそれでいけるかもしれないですが、大きな地震だと様々な事が複合的に起きるわけで、バッテリーで動いている僅か5時間で電源車を準備したり本当に出来るのだろうか。その作業をする人間だってどうなっているか分からないのでは。
今後も、原子力発電所再稼動に向けた取組みを進めるなど、供給電力の確保に最大限努力してまいりますとも書いている。電気を確保するのは当然のことですが、これらの対策をしても原発に対する不安は消えない。
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