東芝のCDラジオ「TY-CR22」の押しボタンスイッチが、操作した時に誤動作することが多くなりました。
常に異常というわけではなくて、正常に反応したりしなかったりと不安定です。
誤動作の現象としては、AMラジオを聞いている時に音量アップボタンを押すと、AMからAUX入力モードに切り換わってしまう。
音量ダウンを押しているのに音量アップする。プリセット選局アップを押しているのに、選局がダウンしたりアップしたりと、もうめちゃくちゃです。
この東芝のCDラジオは2013年から使っていて、スイッチの反応が怪しくなりだしたのは2年ぐらい前からです。
以来、だましだまし使ってきましたが、最近はそれも出来ないほどにひどい状態になりました。
このような現象についてネットで調べると、原因は押しボタンスイッチに使われているタクトスイッチという電子部品の接触不良が考えられる、となっていました。
と言うことで、スイッチ部分の基板を引っ張り出してみました。細長い基板の上にタクトスイッチが、ずらっと計12個並んでいて、その間に小さな抵抗も埋め込まれています。
どのスイッチが原因なのか、スイッチを操作しながらテスターを当てて、抵抗値を調べてみることに。で、怪しいのは、頻繁に操作する音量とプリセット選局スイッチでした。
動作が不安定なので、問題なさそうなスイッチも疑念が残るので、12個全て新しい物に交換することにしました。
使われているタクトスイッチのサイズを測ってみると、6mm×6mm角で高さは5mmです。楽天市場で20個購入しました。価格は730円(税・送料込み)でした。
取替作業は簡単です。はんだ付けされた既設品を外し、新しい物を再度はんだ付けする。
ただ、スイッチを外す時に1か所、基板のパターンを破損してしまいました。結果的に断線してしまいましたので、そこはジャンパー線で対処しました。
修理から2週間ほどが経過して、このCDラジオを毎日使っていますが、誤動作はしなくなりました。
加えて、スイッチを押した時の感覚と反応も、取り換える前と比較してかなり良くなりました。
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