テレビの音声多重アダプター PS-471

物置に放置されていた金属製のボックス。何か?と見れば、嘉穂無線から発売されたエレキットの音声多重アダプターPS-471を組み込んで作ったものでした。

1980年代前半にテレビの音声多重放送が始まりました。そのころ使っていたテレビは未だそれに対応してなくて、音声多重端子というのが付いていました。ただ、端子の形状はテレビのメーカーによって異なるという、利用者の利便性を無視したものでした。

このアダプターはその端子からの信号を取り込んで、その出力をオーディオなどに接続することでステレオ放送や二ヶ国語放送を楽しめるというものです。パネル面にはメイン、サブ、メイン-サブの表示と切り替えスイッチ、ステレオ-二ヶ国語の状態表示機も付いています。

出来は決して良いとはいえませんが、当時、これをつけて初めてステレオ音声を聞いたときは嬉しかったと思う。が、その役目はとっくに終えているので処分することにました。

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