パイオニアのCLD-970 LD/CDコンパチ 両面再生プレーヤー
パイオニアが1988年に発売したCLD-970です。既に製造中止となっているレーザーディスクは、登場した当時はビデオテープと比べてその高画質や頭出しが簡単に出来る点が魅力的でした。
ですがソフトが高価で種類も少ないのでLDプレーヤーを買うのを躊躇していた。すると、CDコンパチ機が発売され、CDも再生できるなら使途も増えるので買おうと思いました。
パイオニア CD CDV LD コンパチブルプレーヤー CLD-970 定価:173,800円
で、購入したCLD-970は、セットしたLDを取り出して裏返すことなく両面を再生出来る機能も備えています。裏返す一手間ぐらい自分で行っても大した負担でもないだろうとは思うのですが、機械に任せられるところは任せて映像を見ることに集中できます。
αターン方式と呼ばれた両面再生機能は、読取装置がディスク上から後に引き出され、その場で上下反転してディスの方に戻る仕組みです。反転に要する時間は9秒ほどです。その反転スペースを確保する必要も有って、このプレーヤーの奥行寸法が477mmという大きさで、オーディオラックの奥行が目いっぱいです。
このプレーヤーは買ってから25年ほど経ちますが、問題なく動作します。一時期、長い間使わなかったからか、スイッチを押してもディスクテーブルが出てこなくなりました。故障かと思いましたが、何かに引っかかっているような感じでしたので、テーブルを手で押すなど補助して何度か出し入れすると動くようになりました。
ただ、何時かは壊れるでしょうから、手元にあるソフト、例えば下のような、はビデオキャプチャーを使ってパソコンに取り込んで行きます。
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レーザーディスク
ONE DAY KUWATABAND ROCK CONCERT 1986年 CLV 2面 価格:3700円
コンパートメント Train of Thought 松任谷由実 1984年 CLV 片面ディスク
CLD-970 仕様
型式 | レーザービジョンビデオディスクシステムおよびコンパクトディスクデジタルオーディオシステム |
使用レーザー | 半導体レーザー:波長780nm |
電源 | AC100、50/60 Hz |
消費電力 | 43W |
重量 | 11.4kg |
外形寸法 | 420(幅)x 477(奥行)x130(高さ)mm |
許容動作温度 | +5から+35℃ |
許容動作湿度 | 5から90%(結露のないこと) |
レーザーディスク | |
30cm標準ディスク(CAV) | 両面最大1時間再生可能 |
30cm長時間ディスク(CLV) | 両面最大2時間再生可能 |
20cm標準ディスク(CAV) | 両面最大28分再生可能 片面最大14分再生可能 |
20cm長時間ディスク(CLV) | 両面最大40分再生可能 片面最大20分再生可能 |
回転数 | 標準ディスク1800rpm 長時間ディスク1800から600rpm (30cmディスク時) |
コンパクトディスク、直径12cm、厚さ1.2mm | |
回転方向(読取り面) | 反時計方向、線速度1.2から1.4m/sec |
最大再生時間 | 8cm:20分、12cm:74分 |
ビデオ付きコンパクトディスク、直径12cm、厚さ1.2mm | |
回転方向(読取り面) | 反時計方向 |
線速度 | オーディオ部:1.2から1.4m/sec ビデオ部:11から12m/sec |
最大再生時間 | ビデオ部:5分間再可(CLV) オーディオ部:20分間再生可(デジタル) |
出力レベル | 1Vp-p(75Ω負荷時、同期負) |
出力端子 | ピンジャック |
Y出力レベル | 1Vp-p(75Ω) |
C出力レベル | 286mVp-p(75Ω) |
出力端子 | S端子 |
出力レベル デジタル/アナログ | |
アナログ音声出力時 | 200mVrms(1kHz、40%) |
デジタル音声出力時 | 200mVrms(1kHz、-20dB) |
チャンネル数 | 2チャンネル |
デジタル音声特性 | |
周波数特性 | 4Hzから20Hz(±0.5dB)(EIAJ) |
SN比 | 106dB(EIAJ) |
ダイナミックレンジ | 98dB(EIAJ) |
チャンネルセパレーション | 100dB(EIAJ) |
全高調波ひずみ率 | 0.0025%(EIAJ) |
ワウ・フラッター | 測定限界(±0.001% W.PEAK)以下(EIAJ) |
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