愛機 PC-9801BX2/U2の記録

1994年6月に購入した、NECのPC-9801BX2/U2 FELLOW。当初はMS-DOSで動いていたが、その後Windows3.1を経て95と変わっていきながら、1998年まで現役で活躍しました。

その間、ハードパーツもいろいろと追加し、パソコン通信も利用できるようになり、その後インターネットに対応しました。

購入した時点で98FELLOWは、FDDモデルとHDDモデルに分かれ、合わせて全9タイプが販売されていた。その中でこのBX2/U2は最も値段が安くて、定価178000円でした。

高価モデルとの違いはCPUの能力やメモリ容量、ハードディスクが無かった事です。でも、結局後々それらは追加することになったのだが。

以下、広告に書かれていたフェローのアピールポイント。

32ビット高速CPUを搭載した、高性能パーソナルコンピューターです。HDDモデルではMS-DOS5.0A-Hをインストール済みなので、買ったその日からMS-DOSを使うことができます。もちろん、従来のPC-9800シリーズのために作られた数多くの優れたソフトウェア資産も、そのままご使用いただけます。DOS環境で利用される方のために、コストパフォーマンスを徹底追及。基本処理性能を向上、サラに速く快適に。DOS環境における表示も、一層すばやく。拡張性も大幅向上、いちだんと強力に。使いやすさを高める「仮想ドライブ機能」を装備。

BX2/U2の基本仕様
CPU i486SX2(25MHz)
RAM 標準:1.6Mバイト、最大:17.6Mバイト
ROM 96Kバイト(BIOS、N88‐BASIC)、32Kバイト(システムセットアップメニュー他)
漢字ROM 272Kバイト(JIS第1水準2965文字、JIS第2水準3384文字、拡張漢字388文字、非漢字885文字)
ビデオRAM テキスト:12Kバイト、グラフィック:256Kバイト
フロッピィディスクドライブ 3.5インチFDD(3モード対応)×2ドライブ
固定ディスクドライブ なし
グラフィック表示 解像度(表示色):640×400ドット(4096色中16色)
サウンド機能 ビープ音(システムセットアップメニューによりボリューム設定可能)
汎用拡張スロット 3スロット
ファイルベイ 1スロット(専用インターフェースを内臓、2台め固定ディスクドライブ、CD-ROMドライブのいずれか1台が内臓可能)
ディスプレイ アナログRGB、コネクタ:D-sub15ピン(本体背面)
マウス バスマウス(PC-H98-U01)接続用、コネクタ:ミニDIN9ピン(本体背面)
プリンタ パラレルインターフェース、コネクタ:ハーフピッチ36ピン(本体背面)
シリアル RS-232C規格準拠(最大192000bps)、コネクタ:D-sub25ピン(本体背面)
外形寸法 本体:380(W)×335(D)×150(H)mm、キーボード:439(W)×183(D)×31(H)mm
重量 7.0kg

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MS-DOSに代わってウィンドウズを使いたいと思い、内外のハードディスクやグラフィックボード追加していき、インターネットに接続するようになって、モデムと通信するRS-232Cの速度アップも図りました。

拡張スロットが3つでは足りないので、その解決策としてI-O DATAが98セカンドバス TYPE II対応ボードを販売していたので使用しました。

これは、ベースとなるボードの上にサブボードを付けることで、1スロットで2つの機能が利用できるもの。対応する機能カード何種類かあったと思うのですが、このPC98ではグラフィックボードをベースにして、サブは232Cで使用した。

ウィンドウズ95を使う場合に、ネックの一つがCPUパワーでした。それを解決する為に、バッファローの高速パワーアップツールEUZ-Q0Mを取り付けた。

ただ、この商品は上手く動作せず、設定など何処か間違っているのかなと数日悩んだ挙句、メーカーに送って調べてもらった。

数日後、ご指摘の不具合を再現、CPU交換致しましたというコメントと共に送り返されてきた。運悪く不良品を選んでしまったよう。

メモリは少しづつ増設したので、小さな容量で4スロット全て使用して計42Mとしていた。

追加したパーツ類等
グラフィックアクセラレータボード GA-98NB II (I-O DATA) 高速Windowsを実現(Cirrus Logic CL-GD5434) 2MバイトDRAM標準搭載 24800円
GA-DR4/98 (I-O DATA) 64ビット・ドラゴンチップ搭載(Trident TGUi9660) 標準画像メモリ4MB。256色表示は最大1600×1200ドットまで対応 39800円
RS-232C拡張ボード RSA-98SB (I-O DATA) 最大230.4Kbpsのポートを1ch増設。送信・受信用バッファ各2Kバイトを装備。98セカンドバス TYPE II専用 14800円
サウンドボード PC-9801-86 (NEC) FM方式音源LSI(YAMAHA YM2608B FM:6音、リズム:6音、SSG:3音)とPCM搭載。専用マイク付 25000円
CD-ROMドライブ CDG-AB4 (I-O DATA) ファイルベイ用 4倍速、CD-G、Photo DC(マルチセッション)、CD-DA、CD-ROM XA(ビデオCD)、CD-I対応 -
CPU EUZ-Q0M (BUFFALO) Cyrix社 5x86-100を搭載したハイパーメモリCPU。BX2は25から75MHzに増速。加えてメモリスロットも2基増設 29800円
メモリ EMF-P16M(BUFFALO)、I-O DATA 42M(1.6+8+16+16) -
外付ハードディスク SCENAGE RX-1000-CIN(ICM) 1GB、3.5インチ、SCSI-2インターフェース IF-2769標準添付 -
内臓ハードディスク INTER-340BN(ICM) 340MB -
モデム TO-705B(Panasonic) インテリジェントFAX&DATAモデム、300?14400bpsの全二重通信 -
モニター HRM-14(ELECOM) 14インチカラーディスプレイ 98標準モードの640×400から、1120×750まで対応 -

中古パソコン・周辺機器を探すのはJoshinの中古PC J&Pテクノランドで。専用工場で再生した物を日々補充しています。

外付けHDD、RX-1000-CINの仕様
記憶容量 約1033MB
セクタサイズ 512byte/sector
データ転送速度 10MB/s(対ホスト Max)
バッファメモリ 448KB
平均シーク時間 13.5ms
ディスク回転数 5400rpm
起動・停止時間 起動 18秒以下、停止 18秒以下
耐衝撃性 動作時 10G以下(11ms)、非動作時 75G以下(11ms)
外形寸法 54(W)×244(D)×128(H)
重量 約1.3Kg
消費電力 アクセス時 7.8W、アイドル時 6.3W

当時買った本


Windows上に異常ありません・3.1活用ガイド・95ハンドブック

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