飾りが回転しないMASTER置時計を修理

故障の原因として先ず気づいた点は、入れっぱなしにしていた単2形乾電池の液漏れによる、電池ボックス端子の破損でした。

これは、端子を修理して新しい乾電池をセットすると、ムーブメントは問題なく動作しました。

が、振り子のような回転式の飾りが上手く動作しない。

振り子は薄くて細長い金属板で吊り下げてあり、その金属板をねじることで動作させます。

突起が二つある白い歯車のような物が、ムーブメントの背面で時計と連動して回転している。

この回転で金属板をねじる必要があるのですが、それが上手く出来ていませんでした。というか、部品が壊れて一部が無くなっていました。

で、いろいろ試した結果、振り子を吊り下げるのに、金属板の代わりにカセットテープを使用。それに、ムーブメントからの回転動作を伝える部品として、プラ板をゼムクリップで固定しました。

これで、回転飾りもそれなりの動きをするようになりました。

ただ、カセットテープは常にねじり動作を繰り返しているわけですから、切れてしまう可能性は有りそうです。