U-2
ロッキード社製のU-2は、アメリカ空軍とCIAに採用された高高度偵察機。初飛行は1955年です。グライダーのような細長い直線翼と軽量化された機体。武装は無く、軽量化に貢献するために車輪は胴体の前と後の2箇所のみです。離陸時は補助輪を使用し、着陸時は翼の端を地面にこすりつける。
戦闘機や地対空ミサイルも到達できない25000mもの高高度を飛行し、敵国の情報偵察を行う。東西冷戦下においてソ連などの共産圏の弾道ミサイル配備状況をはじめとする機密情報をカメラで撮影した。しかし、その後の軍備の発達によってU-2の迎撃が可能になり、容易に敵国内での偵察行動が出来なくなった。
乗員:1名 全長:19.13m 全幅:31.39m 全高:4.88m 最高高度:27000m 最大速度:M0.8