ノスタルジック・ファイター 零式艦上戦闘機 ゼロ
飛行する零戦21型の映像を収めた、1994年販売のレーザーディスクです。
商品帯に書かれている説明
ゼロ戦が夢をのせて大空を自由自在に飛ぶ ファン待望の永久保存版
現在飛べるゼロ戦の実機は世界で2機しか存在しない。本作品はそのうちの1機を保有するアメリカCAF全面協力のもとテキサスの青い空を自在に飛びまわるゼロ戦を徹底取材。コクピットと尾翼につけた超小型カメラからの珍しい映像、僚機からの空撮等を含め、ゼロ戦の魅力を生音とともに大迫力で収録。
<収録内容>エンジンスタート・レシプロサウンド/離陸・着陸・空撮/機体紹介/急降下・低空パス/尾翼取付カメラからの空撮/コクピット取付カメラからの空撮/コクピット映像/パイロット・インタビュー/他の第2次世界大戦機機体紹介
映像は40分あまり、大空に舞う零戦の勇姿を楽しめます。BGMと相まって、戦闘機として生まれ悲しい歴史を持つ零戦に哀愁漂うシーンもあります。美しいシルエットの零戦は、狭い博物館に展示されているより空を飛ぶ姿が良い。
登場する機体は、CAF Confederate Air Forceが復元した零式艦上戦闘機21型です。白灰色の機体に尾翼のマークはE2-102。これは空母「瑞鶴」戦闘機隊所属の岩本徹三機の塗装。製造番号は中島第5356号、製造年月日は2-10-10(昭和17年10月10日)となっている。機体発見当時はE2-142が付いていたようです。
1968年にバラレ島で発見された複数機の残骸を回収し、程度の良いオリジナル部品を使い、他は新パーツに置き換え復元された機体です。エンジンも中島製の栄が腐食で使えず、グラマンF4FのP&WR-1830を使用。そのためカウリングの大きさや形に少し違和感を感じます。完全オリジナルは無理な話だと思いますが。
この機体の復元作業は1979年に始まり、初飛行は1985年。CAFエアショーでは真珠湾攻撃を再現する場面で活躍した。2002年以降、Pacific Aviation Museumで静態保存展示となる。
このLDはソニー・ミュージックエンタテインメントから発売されました。価格は5340円(税抜)でした。私が使用しているLDプレーヤーはパイオニア製のCLD-970です。
後にこのLD映像は、POFの52型と共に下記のDVDで発売されました。